熱い気持ちで開設した。
ソロ重視ルームからここに続く。
ルムメンのことを何も考えず、姫扱いされちやほやされる他ルームでしか活動しなくなった自分勝手すぎる主を参考に、自分の理想のルームを作ろうと行動を起こした。
自分だけは元気玉を使っている最中であろうと、ピラミッドにいようと、何をしていようと必ず手を上げよう。コイン持ち寄りなら出来ているアクセサリも買ってでも参加しよう。ナスガルドは何度でもやり、魔塔も何度も登ろう。足りない職が出せるよう、何でもできるよう、使う職を上げ装備を整えよう。
そう固く誓った。
広場でソロ好きルームの募集をし、10人くらい書き込みがあった。バージョンアップが来週に迫っている頃だった。
最初の日は一人、次の日も一人入ってくれて三人で少し話した。
そして書き込んでくれた人が全員入ってくれて、本格的起動ということにはなったが、やはり初めての運用。中々うまくいかない。
22時くらいで終わる人とそこから始める人が二分してしまい、4人PTを作るのが難しいことが多かった。
更に困ったことに、募集に参加する気がない人が多かった。いつもグレン1にいて迷宮に行きまくっている挨拶すらしない話を振ってもガン無視オーガや、挨拶しかしない人間幼女、エル子達。
もう少し人数が必要だと思い、極限で募集すると、5人くらい集まってくれた。
そこからいい感じに募集してくれる人と参加してくれる人が増えてきた。
でもまだ4人揃わないことが多く、少しずつ募集し続けルムメンは26人にまで増えた。
この時は人が増えただけだった。
参加する気のない人が半分近くいた。
入室してもらう時、よろしくお願いしますだけじゃなく、必ず何か声を掛けるようにしている。でないとずっと声がかけられなくなりそうで怖い。
例えば出来てないアクセサリはあるかとか、やりたいことはあるかなど。
暗黒魔人と言われれば錬金窯を駆使し必死に作った。
が、誘えば本人は無言。そんな虚しく苦しくから回ることばかりだった。
それでも抜ける人はほとんどいなくて、余計に意味がわからなかった。
そして私の熱い気持ちはわかってもらえないようだった。
何の募集をしても4人集まらないなら意味がない。
それでも募集があった時、リーダーである自分が人を揃えてあげられるくらいのフレンドを持たないといけない。
そう思い、これまた初心者向けと謳ったルームに営業目的で入った。
営業目的というのは引き抜きではなく、自ルームでの募集に足りなかった時に募集させてもらうというちょっと嫌らしい感じのやり方。
参加してもらうためには自分もそれなりに参加しなければならない。
色々なコインボスで死闘を繰り広げた。でも今までで一度も自ルームの補充的な募集はしたことがない。
意外と現フレンドだけで足りたり、サポでやりすごしたりできている。
この初心者向けルームのことはまた次に続く。